バンコク・トブリ病院のみなさんがカメリアを視察訪問


7月18日(日)タイのバンコク・トブリ病院関係者が特別養護老人ホーム「カメリア」(東京都江東区・社会福祉法人カメリア会)を視察に訪れました。

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カメリアの屋上にて記念撮影

見学者は、通訳を含め10名のみなさん。現在、トブリ病院では高齢者施設の建設を計画しており、先進国である日本の高齢者施設(構造、設備、備品)を学びにいらっしゃったそうです。

まず、タイには介護保険制度そのものが存在しないので、その周辺について日本の社会状況とからめながら、かなり詳細な説明をさせていただきました。

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次に、湖山グループ、カメリア会概要説明を聞いていただいた後、皆さんからの質問に随時答える形で、プレゼンテーションを行いました。

日本の介護保険や、介護制度、入所条件、対象者(夫婦でも入居が可能かなど)、人材育成のあり方などについて、熱心で具体的な質問が相次ぎました。

次にカメリアの施設見学を行いましたが、ここでも施設・設備の詳細について、さまざまな質問がありました。

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トイレ設備にこめられた工夫について説明する、カメリア監理、鶴巻等建築士

特にタイの方は同じアジア人ということで体型が日本人と変わらないため、手摺の位置や高さ、トイレまわり、セキュリティーなどに関心を示していらっしゃいました。今回、見学にいらっしゃった皆様は、大変まじめな方々で、質問も大変多く、少しでも日本の良いものを取り入れようとする熱意を感じました。

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最後にトブリ病院の皆さんにお礼の意味をこめたお土産をいただきました

最後に、今回日本を見学する前に、カナダ、アメリカの施設を見学してきたそうですがカメリアほど、利用者の目線に立って設計されておらず、見学をした3カ国の中では、一番参考になったとの感想を頂戴しました。

(2010年7月18日 阿久澤 騰)