カメリア・カレッジ 実施記録


第1回 医療福祉メディア論 林兼道氏(「医療タイムス」代表取締役会長)
■3月11日(木) 18:00~21:00
参加者:18名
ジャーナリストの林兼道氏より、湖山代表に対するカメリアの竣工式典にこめられた思いに関するインタビュー。医療福祉の業界において「思い」を表現できる若きジャーナリストを育成していく必要性が主に語られた。
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第2回 タイ国の保健医療ビジネスの動き
山下護氏(在タイ日本国大使館・一等書記官<厚生担当>)

■3月29日(月) 18:30~21:30

参加者:12名

世界から患者が集まるタイの病院のありかたについて山下護氏から幅広い視点から紹があり、さらにそれを支える文化的背景、サービスについてふんだんにエピソードを交えて語られた。

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第3回 日本の国際化とは何か 吉田信三(元読売新聞政治部次長)
4月7日(水) 18:00~21:00

参加者:9名
政治ジャーナリストの道を歩んできた吉田信三顧問のジャーナリスト人生、ジャーナリストとしての軸の部分が幅広く語られた。とりわけ、政治の分野を一歩退いた目線で眺めるジャーナリストとしての基本姿勢は、学生時代のフランス留学での異文化体験が基礎になったことが紹介された。

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第4回 美原記念病院理事長・美原樹先生を囲んで 美原樹氏(美原記念病院 理事長)
4月11日(日) 13:00~16:00
参加者:6名

財団法人脳血管研究所(群馬県伊勢崎市。美原樹理事長)の創設からのエピソードをユーモアを交えながら語られた。宗教的、文化的、歴史的背景から現在の法人の運営状況や苦労など様々なお話があった。特に美原樹理事長は人脈が豊富で、過去から現在に至る著名人との交流については興味深いエピソードが紹介された。

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第5回 地域を変える介護保険 -産業としての側面、助け合いとしての側面-
酒巻 秀利氏(株式会社法研 報道部 販売企画課長)

4月14日(水) 18:00~21:00
参加者:21名

国の政策として介護保険制度が導入された背景と歴史、そしてこれからという視点で酒巻 秀利氏から幅広い視点からの講義があった。それを受けて、参加者からさまざまな質問が投げかけられ、酒巻氏は議論を整理しながら、それぞれに回答していった。

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第6回 ―自伝・自分史制作サポートサービスEverstory―
三浦崇典氏(株式会社東京プライズエージェンシー 代表取締役)

5月12日(水) 18:00~21:00
参加者:12名

三浦崇典氏は発売間近の独自の自分史制作ツールについて紹介。湖山代表はそれを一人で仕上げるのではなく、たとえばお年寄りと若者で一緒に仕上げるプロジェクトにしてみたらどうかと提案。参加していた日本大学芸術学部文芸学科 山下聖美専任講師も学生のインタビュー能力、コミュニケーション能力を伸ばすプロジェクトとして可能性を感じるとコメント。

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第7回 ―会社と地域が元気になり、日本を元気する為に私は・・―
甲斐功一氏(KUコンサルタンツ ご当地カレンダー実行委員会)

参加者:8名

甲斐功一氏は自身のビジネス経験を通して培ってきたノウハウを生かした地域活性化論を展開。地元の江東区に人を呼ぶために、江東区の写真コンテストを開催、その作品を「ご当地カレンダー」として商品化した。他にも農家を活性化するため、取り立て野菜を会員に配送(会員は届くまでその中味はわからない)、ふるさとの大分・どんこ椎茸を「まるでアワビ」とネーミングし登録商標するなどユニークなアイデアを数々披露し、参加者と意見交換を活発におこなった。

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第8回 ―安心して老いを迎えられる住宅造り―
菅原喜東司氏(菅原工務店社長)

6月9日(水) 18:00~21:00
参加者:10名

菅原氏はお年寄りや障害のある人が生まれ育った家でゴールを迎えることができるよう、住宅補修・改修などを中心に努力と工夫を重ねてきた。

スライドによる写真や動画による解説などをふんだんに用い、建築に詳しくない人間にもわかりやすい形で、住宅補修・改修などの経験の中から得られた知見を菅原氏は紹介した。

最後に設けられた質疑応答の時間においては、高齢者や障害を持った人のための住宅補修・改修の工夫や智恵がきわめて興味深いものだったことから、参加者から「もっとこのポイントについて詳しく聞かせてほしい」といったリクエストが複数あり、盛り上がりを見せた。

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第9回 ―医療の供給体制―医師の診療科偏在、地域偏在、新臨床研修制度―
渡部新太郎氏(東北大学大学院博士課程)

6月23日(水) 18:00~21:00
参加者:15名

渡部氏は医療の供給体制を、表題の通り「医師の診療偏在」「地域偏在」」「新医師臨床研修制度」の3つの切り口から議論していった。

現在の医師の診療科の偏在、医療サービスの地域格差の原因となる背景をわかりやすく整理し、次に現状について解説。最後に今後、どのような形で現状の課題解決が可能となるかについて渡部氏の視点方の提言というのが話の大きな流れであった。

今回、渡部氏が使用したスライド総数は約200枚。その中で省庁、病院、メディア記事などさまざまなソースからのデータや実例がポイント、ポイントで紹介され聞くものにとって納得感の高い発表であった。

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